大学2年のアラブ史の授業で先生がイエメンの話題を取り上げて以来、私が世界で一番訪れてみたい都市はイエメンのサナアだ。(いまだに行けていない)

(世界遺産マニア から引用)
世界遺産にも登録されているサナアの旧市街は建物のユニークさで有名。縦に伸びる直方体の形状で、所々に採光用の小さい窓がある。階の繋ぎ目や窓枠は漆喰で白くペイントされ、お菓子の家さながらの面白い建築方法だ。
サウジアラビアの南部ではこれの影響を感じることができる。本場サナアの家々とは若干異なるものの、石やレンガで積み立てられていて窓が小さく、漆喰で塗り固められている建築技法が見られる。
この記事はこれを見るためにサウジアラビア南部のRijal Almaaを訪れた記録だ。

まずはAbhaという街まで行く必要がある。私はジェッダから夜行バスでAbhaに到着したので、起きたらこちらのバスターミナルに着いていた。
さて、私が行きたいRijal Almaaだが、行き方がよく分からなかったため近くのホテルに行って聞いてみることにした。
Hotel Apartments for travel Notes and suites というバスターミナル近くのホテルだ。


フロントの方曰く、バスなどでは行くことができないらしい。したがってタクシーを呼ぶけれどどうする?とのことだ。
リジャール・アルマーはここから40kmも離れているしそれであれば仕方ない。タクシーで行くことになった。行きがタクシーであれば帰りももちろんタクシー。しかし山の中でタクシーを呼ぶことは困難なので、1時間のwaiting timeも含めて手配をしてもらった。
リジャール・アルマーの場所はこちら。google mapでもRijal Almaa Musuemとなっている。
リジャール・アルマーの村の中では現在は人はほとんど生活していないように思われた。
多くの建物が綺麗に修復されており、見た目は素晴らしいのだがそこに人々が住んではいなそうだ。代わりにあるのが博物館、土産物屋、チケットオフィス、ホテルの類い。こうなると、もはや一つのテーマパークとして楽しんだほうが良いかもしれない。


街の歴史は古く、900年以上前から集落として成立しているそう。博物館では古来よりこの村で営まれてきた生活の様子が忠実に模型等で再現されている。
イエメンとメッカの中間地点の街として、交通・交易の要衝として存在していた街だそうな。


サウジアラビア政府も推しているリジャール・アルマー。サウジ西部を訪問された際はぜひ検討してみてください。
https://www.visitsaudi.com/ja/aseer/attractions/rijal-almaa-of-aseer