以下は2022年の記録となる。
ブラジルのアマゾンの中心地、マナウスにサンパウロからやってきた。
マナウスは資源獲得を目的に切り開かれてできた都市で、今は100万人以上の人口を抱える大都市となっている。他の街とは密林の中の道路で繋がっているように見えるが、これらの道路がきちんと整備されたのも割と最近らしい。すなわち、ほとんど陸の孤島のような状態だ。
日系企業も多く進出しており、マナウスには在ブラジル日本国総領事館がある。

おそらく、一番の決め手になるのは「日数」なはず。どれだけの期間アマゾン滞在に費やすことができるのか、だ。
有名なツアー催行会社のNEY ECO ADVENTURESのHPを見てみる。アマゾンの中でじっくり過ごすのには2days(Tastes of Jungle)〜7daysのツアーが用意されていた。複数daysの場合、ツアー会社が所有するホテルやロッジを拠点に近くの密林へのday tourが行われるという形態。
滞在期間が長ければ長いほどいろんなday tourに参加できるし、天気が悪かった場合同じday tourに別日で再度参加する、ということもできるかもしれない。
一方1day tourはマナウス周辺の名所(2つの大河の合流地点、ピンクイルカなど)を見て帰ってくる、というものがメジャーだ。
したがって、どれくらいの期間マナウスにいることができるのか、でツアーは選んでしまって良いと言える。ツアーはロッジがマナウスから離れていない限りマナウス集合マナウス解散のものが多いので、飛行機でマナウスin/outする日程も鑑みる必要がある。

私が1週間の滞在に選んだのがUakari LODGEというところ。いくつかのブログを見て評判がすこぶる良かったので決めてしまった。
このツアーの集合解散場所はマナウスから小型飛行機で1時間ほどで到着するTefé(テフェ)という小さな街だ。


Teféの空港でウアカリロッジの担当者が待っていてくれ、車で港へ直行。そこでボートに乗り換えて、河を進むこと1時間。ようやくロッジに到着した。ロッジの場所は航空写真でみると完全に密林の中だ。
7日間のツアー内容の詳細はHPにまとめられているが、基本的には個人に委ねられている。
毎日以下のスケジュールボードが更新され、ロッジの担当者に「このツアーに参加したいです」ということを伝えるだけでOK。7日間船に乗ってゆらゆらアマゾンを探検することも、7日間ナマケモノを見つけに密林を彷徨うこともできるのである。

ロッジ内の施設は主に3つで、各部屋・食堂・イベントルームだ。
各部屋にはベッド(蚊帳付き:非常に重要)、テラス(ハンモック付き)、トイレ・シャワーが備え付けられている。暖かいシャワーを浴びることができ、とても快適だった。部屋でwifiも使える。



食堂は決まった時間にみんなが集まる場所。各々好きなものを好きなだけ取って食べるビュッフェスタイルだ。
イベントルームは室内レクリエーション用。学者が講義をしに来るような日もある。

ご飯は1日3回、肉・魚・野菜ととてもバランスが良い食事が楽しめる。※食事代はツアー代に含まれている
毎回新鮮なフルーツジュースも飲むことができ、参加者が飽きさせない工夫がされている(7日間で同じ料理はなかった)。このロッジでの食事への評価は非常に高いことで有名。




次回の記事では具体的にどんなツアーが行われたのかをご紹介する。