【ボリビア】インカ探訪記#13 ウユニでのツアーの選び方・2泊3日国境越えツアー録

ウユニでのトリックアートの写真

この記事ではウユニでそもそもどんなツアーがあるのか、どう予約するのか、そして私が2泊3日の時間を他の参加者たちと共にしたチリ国境越えツアーの詳細を記すことにする。

ウユニのツアーの種類

ここでは日本人にお馴染み、Hodaka Mountain Expeditionを一部参考にしながら、記載をしていく。

1dayツアー

塩湖周辺の見どころを一通り訪れることができる。以下がその主な見どころ。

・列車の墓場
・コルチャニ村
・塩湖の眼
・塩のホテル

・インカワシ島

・トリック写真
・水が張っているエリアでの鏡張り写真 / 夕焼け

▼列車の墓場とコルチャニ村

コルチャニ村ではお土産を買うことができる。


▶︎塩のホテル

1dayツアーではおそらくランチを塩のホテルでとる。
私は2泊3日ツアーの初日の夜に塩のホテルに宿泊。
ベッドはさすがに塩ではないが、床や壁は塩でできていた。5月で夜は3度くらい。相当冷える夜だった。


▶︎インカワシ島

塩湖の中にいきなり現れる奇怪なサボテンだらけの島。1時間くらい自由時間があり自由に散策することができる。


▶︎トリック写真

ツアーで一緒になった方々とトリック写真の撮影会。おもちゃや空き瓶を使って好きなように写真を撮れる。おそらくガイドの方が写真を撮ってくれる。


▶︎鏡ばりの景色

私が行ったのは5月の乾季だが、乾季でも水が張っているエリアはきちんとあるので鏡ばりが全く見れない、ということはおそらくない。

サンセットor サンライズツアー

時期にもよるが、サンセットであれば17~18時ごろから、サンライズであれば5:00ごろに集合し塩湖に向かう。大体ツアー時間は2~3時間。どちらも星空も併せて鑑賞することになる。

多くのツアーでガイドが一眼レフカメラを持っているので、それで写真を撮ってもらう形になる。写真はツアーが終了次第共有される。

1泊2日ツアー/2泊3日ツアー(ボリビアのみ)

1dayツアーの内容と、国立公園内の名所を辿っていくツアー。チリへの国境越えをせず、もし時間があるようであればこちらの内容も大変おすすめできる。

これらのツアーでは塩湖の観光をday1で終えたのちに、国立公園内の各名所をランドクルーザーで訪れるというものになっている。

この国立公園内の自然は塩湖とも完全に異なり、まるで異世界である。ウユニの鏡張りの景色も確かに綺麗なのだが、国立公園は本当に美しく、文明を何も感じない4,000mの高地のなかの自然や動物の生きようをまじまじと感じることができる。

2泊3日ツアー(チリへの国境越え)

私が参加したのがこのツアー。どうやらHODAKA旅行社では取扱いがないらしい。基本的な内容は前述の2泊3日ツアーと同じで、ウユニに戻ることになるのか、チリへ国境を超えていくことになるのか、くらいの違いだ。

ツアーの予約の仕方

滞在日数が極端に短いorハイシーズンに行くのであれば事前に予約しておくのがベスト。この記事で紹介しているHODAKA旅行社もオンラインで問い合わせることができる。

ただ、1dayツアーやサンライズ、サンセットなど毎日催行しているものは現地で決めてしまっても良いかもしれない。ウユニの街の駅周辺の通りには旅行代理店が軒を連ねており、いつでもツアーの情報収集は可能だ。どこもツアー内容に大きな差はないので、料金とGoogleレビューなどの評判で決めてしまってよい。

一方2days/3daysなどの複数日のツアーは事前に問い合わせをしておくことを強く推奨する。これは毎日催行しているようなものでもなく、仮に1,2名しか予約が入らなかったらキャンセル、という事態も発生するからだ。

2泊3日ウユニ→サン・ペドロ・デ・アタカマ(チリ)ツアーの詳細

私はこのツアーをPerla de Boliviaという旅行代理店で予約をした。事前にメールで問い合わせる形で予約を行い、ウユニに到着後オフィスに行って現金で支払いを行った。2泊3日のツアーが220ドルだった。(全て込み込み。国立公園の入場料は別途払う必要があるがそれでも安い)


ウユニのオフィスはこちら。

ツアーは前述の通り、初日でウユニ周辺の見どころを廻って、2/3日目で国立公園内の名所を訪問する。そして3日目の午後にチリのサン・ペドロ・デ・アタカマに到着するというスケジュールだ。スケジュールはこちらをみていただくともっと詳細に分かるかもしれない。

私が参加したツアーは全部で6名。フィリピン人2名、ポルトガル人2名、フランス人1名、そして私である。ガイドはボリビア人の青年。英語も流暢に話すことができ、全ての説明を英語でしてくださった。

たまたま同じタイミングで2泊3日のツアーを予約した6人だったが、世界のどこかでの再会を誓うくらいには仲良くなった。実際私もこれを書いているツアー参加8ヶ月後、フランス人と会うことができた。

ここからはいくつかの見どころを写真付きで紹介することにする。

泊まったところ(2泊目)

2泊目は国立公園内の簡易宿泊所のようなところに滞在。ツアーメンバー6人、ガイド、ドライバーの他に泊まっている人はいなかった。
料理を作ってくださった女性たちが3名ほどいたが、いずれも私たちのために別の集落からわざわざここにきてくださっている方だった。本当にありがたい。

ちなみに場所はこの辺り。もはや名前のない建物が2,3件あるだけの集落だ。

Volcan Ollague

標高4,200m地点にある火山を見ることのできる展望台のようなものがある。周辺は自由に散策でき、みたことがないような植物が自生しているのに感激することもできる。

Laguna Colorada

英語だとColored Lagoonか。ここはフラミンゴの飛来地として有名。数百を超えるフラミンゴが湖の上でのんびりとした時間を過ごしているのを遠くから眺められる。下の写真は望遠レンズを使用して撮影。

Arbol de Piedra

直訳すると「石の木」。主に風による風化で木のような形を現在保っている石が存在する。
近くでは水の少ない環境でどうやって生きているのか分からないうさぎのような可愛らしい動物が出迎えてくれた。

Sol de Mañana

こちらがツアーのハイライト。もっとも火星的な風景を味わえる場所だ。3日目の早朝に訪れたが地面から轟々と立ち込める湯気が感動的に美しかった。この地点は標高4,500mほど。とても寒かったのを覚えている。

Laguna Verde

Termas de Polques

国立公園内になんと温泉が存在する!火山があるので当然と言えば当然かもしれないが、実際に入れる温泉が整備されている。水着着用になるが入っている人がちらほらいた。

国境越えへ

3日目の昼ごろ、ランドクルーザーはチリとの国境に到着する。おそらく世界でもTOP5には入るのではないか、という標高が高いところにある国境である。

実はガイドの青年とはここでお別れ。彼はドライバーと共にウユニまで帰って行った。ここからウユニまでは7~8時間かかるそうだ。

ただ、国境越えのバスをきちんと代理店が手配してくれている。私たちは国境を越え、そのバスに乗って一路サン・ペドロ・デ・アタカマを目指すことになった。チリに入った瞬間思った、道路が格段と整備されて乗り心地が良くなったな、と。


以上が、ざっと主要な見どころをまとめた結果だ。国境越えである必要はないかもしれないが、2泊3日の国立公園に行くツアーは強くおすすめしたい。せっかくボリビアの高地まで来て、鏡張りの景色だけ見て終わり、というのはあまりにも惜しいのである。

このツアーは私がこれまで80カ国近くを旅してきた中でもTOP3に入るくらいには思い出に残っている時間となった。それほどまでにボリビアの自然は素晴らしく、他で体験できないものなのだ。

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