セウタは、アフリカ大陸の北岸に位置するスペインの自治都市。
公用語はスペイン語。また、人口の40 – 50%がモロッコ出身者であるため、アラビア語モロッコ方言も話されている。
アルヘシラスから1時間。対岸のアフリカ大陸にスペイン領の都市、セウタがある。ここでは2024年の日帰り旅を記録しておく。
セウタへはフェリー1択。セウタへのフェリーは3社が運航している。私はBALERIA社を事前にオンラインで予約した。
出発時刻の30分くらい前からチェックイン&手荷物検査を受け船に乗ることができる。10分前くらいになると搭乗が締め切られてしまうため、早く行っておくに越したことはない。
アルヘシラスのフェリーターミナルはこちら。
HPはこちら。大体1~2時間に1本で、1日10便ほどの運航。本数が多く時間が合わせやすい。
料金も28,7ユーロと3社の中だと最もお手頃でおすすめ。

HPはこちら。1日3便ほどの運航。(13:30, 17:00, 20:00)値段は34ユーロとなっている。

HPはこちら。
1日4便の運航で35ユーロほど。

BALEARIA社のフェリーはとても新しく、快適だった。(加えて最安)
お客さんの搭乗率はおそらく10%もない。客室はとてもガラガラだったが、車や物資の移動は人以上に行われていそうだった。


「セウタに行って何をするんだ?!」 というのはアルヘシラスのエアビのオーナーの発言。そのくらいセウタですることは特にない。実際私も3時間ほどしかおらず、さっさとアルヘシラスに帰ってきてしまった。

街を歩いてみると、とにかく観光客がいない。私が平日の昼間に訪れたというのもあるのだろうが、他に観光客らしき人は見当たらなかった。
旧市街のカテドラルやメインストリートも人がまばら。
ただ、すれ違う人にヒジャブを着用している人が増えた。ムスリムの増加についてはアルヘシラスでも感じていたことだったが、セウタの方がモロッコ系の人の割合が圧倒的に多いし、街中にアラビア語も見ることができる。
男性もいわゆるスペイン系白人は少なく、モロッコ/アルジェリア系アラブの方々の顔立ちが目立つ。スーパーで話した店員さんがアラブ系の方だったが、綺麗なスペイン語を話していた。


こちらは数少ない観光地として有名な「ドラゴンの館」。旧市街にいきなり出現する。(これを撮っている観光客は他にいない)

ポルトガルの影響だろうか、青いタイルがとても美しい。


旧市街を抜けて山の方まで来てみた。このあたり↓。
遠くにセウタの中心街や港が望めるような場所だ。港の近くにはヘリポートがあり、スペイン海軍のヘリが盛んに離発着を行っていた。

