この記事では国内長距離路線で度々登場するウクライナ国鉄のファーストクラスをご紹介します!
チケットは以前の記事でも紹介したこちら(app store)のアプリからの購入が便利。
リヴィウはウクライナ人も観光でよく訪れる街であり、キーウからリヴィウの路線は人気路線。そのため早い段階での予約をオススメする。試しにアプリでKyiv→Lvivで検索をすると以下のような検索結果となる。
この路線は本数も多く、かつ列車タイプも旧式から新式(Flagship)、座席タイプからベッドタイプまで様々な車両が当てられる。今回ご紹介するのは新式(Flagship)の最上位クラスのDeluxeというクラスである。

Deluxeで空きのある列車を選択すると下のような座席選択画面に遷移する。Deluxeクラスは2名1室のコンパートメントとなっており、カップルに最も適しているといえるが、予約状況を見るに一人で予約している人もたくさんいる。
値段は下位クラスの2~3倍はすることになるが、日本円にして5,000円〜6,000円くらい(曜日や時間帯によって異なる)。6~7時間の夜行列車ということを考えるとそこまで高くはない。

その他のクラスだと以下のように寝具を手に入れるためにBed setを追加で購入することになるのだが(写真右側)、Deluxeクラスは追加料金なしで寝具が付いてくる(写真左側)。


Deluxeクラスは白のベースに青と黄色のラインが入る車両。車両自体はおそらく古い(?)のだが中が完全に新しく作り変えられており、車内はとても綺麗だった。


2名1室のコンパートメントとなっており、扉を閉めることで密室にすることが可能。あらかじめベッドメイキングがされており、枕2個と掛け布団が置かれている。


コンセントは枕元に1人1つ、部屋の入り口上部に共用のものが1つ付いている。他の寝台車同様、トイレの空き状況もランプによって示されている。


トイレもとても綺麗な状態。夜と朝に使用したが掃除がよくされていると感じた。
1人1つ、水のボトルが付いてくる。


電車は定刻通りリヴィウに到着。リヴィウにくると一気に西欧に近づいた感じがする。オーストリア・ハンガリー帝国時代に建設された駅はキーウはハルキウのようなソ連感溢れる建物ではなく、モダンなデザインが施されている。
着いたリヴィウの天気は雨、気温5度。5月とは思えない寒さの中旧市街に向けてトラムの停留所を目指した。

駅舎を出ると目の前にトラム乗り場がある。路線図を見るとトラム路線が大変発達していることがわかる。


観光客が主に利用するのは駅と旧市街を結ぶ1または6のトラム。列車側面に番号が書いてあるので分かりやすく、車内はクレカのタッチでチケットレスで乗車できる。
私が乗ったトラムはドイツからもらったであろうお古の車両だった。

