【イラク】クルディスタン訪問#2 イラク北部の街をエルビルから日帰りで訪れる #ドホーク

これは2019年12月の記録です。

エルビルに滞在したのは2019年の年末の3泊4日。ずっとエルビルの街にいてもよかったのだが、せっかくだし近くの街へ繰り出してみた。繰り出した、とは行っても、日帰り旅行で済ませたかったし、当時は公共交通機関等の情報も少なくクルディスタンのいくつかの街を訪れるにはタクシーをチャーターするのが最も楽だった。

私はモスルに行きたかった。タクシーをチャーターしてくれた男の人にそう伝えたが、「今は危険だから」と。再訪を願って今回のモスル行きは断念することになった。

彼が提案してきたのはイラク北部、ドホークとアクレという2つの街。これらの街を訪れて、7~8時間でエルビルに帰ってくるというルートを組んでくれた。

ドライバーは英語を話す人ではなかったので会話はgoogle翻訳を通して行われたが、とても雰囲気が柔らかいおじさんで、無言の時間も特に苦痛にはならなかった。むしろ、言葉が通じないながらもご飯やおやつ、お水を常に気にかけてくれて、たくさんお土産をくれるような方だった。

道中はところどころで寄り道をした。ドライバーの彼は家族のために果物をたくさん買っていた。


まず初めにアクレに到着。県都、というほどではないが、一つの大きな市という規模の街である。

ここは岩がちな山岳地帯の谷間部分は集落として成り立っている。高台からはクリーム色の家々を眺めることができた。


街で1番大きなモスク。


アクレからドホークにむかう途中でお昼ご飯を食べた。サラダがとても新鮮でありがたい。


ドホークに近づくにつれて道の状態がかなりよくなってくる。ドホークは県都となるような比較的大きな規模の街だ。


ドホークでは積極的に街歩きをした。バザールでは案の定、いろんな人に写真を撮ってくれと言われた。女性もたくさんおり、大変に賑わっているバザールだった。


帰り道の途中、下の写真のような建物群を何回か見かけた。これはシリア難民の難民キャンプだ。もっと電気・水道が通っており、意外とインフラが整っているという印象を受けた。彼らは今(2025年2月、アサド政権が崩壊した後)、戻れているのだろうか。

以上が2019年当時、モスル方面に近づいて旅をするときに現地の人が安全を考えて提案してくれた日帰り旅行だった。おそらく今はモスルにもいけるのではないかと思う。また、日帰り旅行先としてはキルクークやスレイマニーヤも人気。ぜひぜひ、エルビルから足を伸ばして、周辺の街へも行ってみていただきたい。

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