私がバルセロナでpiso(スタジオタイプ)を契約した時の記録である。
Idealistaは日本のSUUMO的な立ち位置で最も有名。スペイン人に聞いてもまずこのサイトを訪れることから家探しを始めるという。相場感や、どのエリアに物件が多いかなど雑感を得るのに良いサイトのように思う。

ただ、中には詐欺物件も存在するため不動産業者のレビューはきちんと確認することをお勧めする。条件が良いのにもかかわらずあからさまに安かったり、内見をさせてくれない、などがあればやり取りを中断したほうが良い。

こちらは学生向けの物件を主に扱っているサイト(こちら)。内見はできないことが多いが、動画や写真が豊富で物件のイメージが掴みやすい。
初期費用もきちんと整理されており、わかりやすい。


また、カスタマーサポートも充実しており、物件や予約について質問をすればすぐに返答をもらえる(これが驚くほど早い)。
私はこちらのサイトで良い物件を見つけ申し込みを行ったのだが、オーナーさんのポリシー上、学生のみということで断念した。カスタマーサポートの担当者も制約に向けて色々頑張ってくれたのだが、最終的にキャンセルということになった。
学生さんの家探しであれば、十分に使いやすいサイト、サービスだと思う。とても見やすいUIのサイトで完結するというのがとてもありがたい。
さて、私が決めたのはHousing Anywhere 。
こちらも物件詳細画面の情報がとても整理されていて分かりやすい。物件にある設備/ない設備、条件等が一目でわかるようになっている。
申し込みから支払い、オーナーとのやり取りまで全てオンライン(サイト上)で完結するようになっている。私が申し込みをしてから初期費用の支払いまで1日半しかかからなかった。


また、オーナーが承認されているか、他の人からどんなレビューを受けているかも確認することができる。

私がこのサイトを使って1番分かりやすかったのは料金の面。初期費用と毎月の費用が以下のように整理されている。初期費用はこのサービスを通じてオーナーに払われるため、その点がとても安心。カードが使えるのもありがたかった。

また、Housing Anywhereには48時間サポートというものがある。
Customer Support:
From XXX(契約開始日) you’ll have 48 hours to settle in and inspect the place. You can always contact our Customer Solutions team or check out our FAQs for any questions.
契約開始日から48時間は物件について気に入らないことがあれば、クレームとしてカスタマーサポートに伝えられるというもの。物件写真とあまりにも違いすぎた、設備が壊れていた、などの初期不良を伝えることができるサービスだ。
各サイトでオーナーとコンタクトを取ったら、オーナーからいくつか書類を求められる。それを踏まえてオーナーが申し込みを受け付けるか、断るかを判断する。
私がHousing Anyehereでオーナーに提出したのは、パスポートの写真、ビザの写真、直近の収入(請求書や銀行の取引明細)、メインクライアントとの契約書(契約期間が1年あるもの)の4つ。
特に契約書が重視されるようで、本当に1年間仕事をするのか、支払い能力があるのかを判断される。
デジタルノマドであれば、Empadoronamiento(住民登録)が必要になると思うが、それをしてOKという物件と、NGという物件があるので事前に確実に確認をした方が良い。

住民登録を行う際にはオーナーの身分証が必要だったりと、オーナーの協力が必須。仮にNG物件に行ってしまうとこの協力が得られないことになる。
デジタルノマドであれば家での仕事用にきちんとオンライン環境が予め整っていた方が良い。元々ない状態で新規で契約するのもありといえばありかもしれないが、私の場合いつまでスペインにいるかわからず、解約の手続きすら面倒なので、wifiありの物件を探していた。

次が洗濯機。いちいちランドリーに行くのが面倒なので、あったほうがやはり便利。中には乾燥機がついている物件もあるが家賃が高めな傾向にある。最低限洗濯機があると嬉しい。
また、エアコンもバルセロナで夏を過ごすとしたらあった方が良い。新しい物件、古い物件問わず、エアコンがそもそもない物件も一定数存在するので、確実に見た方が良いポイント。
私は内見を特にせずに、オンライン上で完結できるサービスを使ってサクサクと決めてしまった。家が決まらない、というのがとてもストレスだからである。(その他の手続きが進まない、という理由が大きい)
もちろん、内見をしないと不安というのもなくはないが、不安があった時に解消できるサービス(Housing Anywhereの48時間サポートなど)があれば、有用に活用すべきだ。ぜひご参考までに。