ムルシア（Murcia）は、スペイン・ムルシア州のムニシピオ（基礎自治体）。ムルシア州の州都であり、人口は約42万人でスペイン第7位。衛星都市を含めたムルシア都市圏は56万人で、都市圏としてはスペイン第12位。セグラ川に面する。
ムルシアはスペイン南東部の中心都市だ。とても暑く、雨が降らないことで有名。ヨーロッパの国々には夏用エアコンが家の中にないところも多いが、ムルシアの家にはほぼ確実に日本で見るようなクーラーが設置されている。
ムルシアには国際空港があるがスペイン国内からムルシアにいくことはなんとできない！。ライアンエアーが就航しているのでイギリス、アイルランド、あとはモロッコからのフライトがあるようだ。
マドリードからは直通のAVEで2時間45分で行けるが、直通の本数は非常に限られているので事前に要チェック。バレンシアから3時間半、アリカンテから1時間でいくことができる。
スペイン南東部の移動はバスと電車を駆使するのが良いように思われる。山がちな地形上、そもそも鉄道路線がないという街間も多い。南東部の都市である、バレンシア・アリカンテ・アルメリア・アルバセテなどとの間はかなりの本数でバスが走っている。
ALSAというバス会社が広い路線網を持っておりおすすめ。ムルシアのバスターミナルはこちら。
基本的にムルシアへはバスまたは電車で来ることになるので、バスターミナル、駅のどちらとも近く、中心地にも行きやすい「El Carmen」というエリアがおすすめ。
私はここにあるエアビで1週間ほど滞在した。大手スーパーもあり買い物にも便利。
（ムルシア大聖堂）
鉄道が簡単。ムルシアのMurcia del Carmen駅から1時間半に1本くらいの頻度でカルタヘナ行きの電車が走っている。4両編成くらいの短い電車だ。
カルタヘナまでは約1時間。
カルタヘナの見どころは駅から10分ほど歩いたところのCasco Antiguoというエリアに集中している。散策だけであれば1~2時間もあれば楽しめる規模の広さだ。
中でも一番の見どころが「ローマ劇場」。紀元前５世紀から建設が始まったとされるこの劇場は保存状態が比較的良いことでも知られている。博物館が隣接しており、出土品も併せて見ることができる。
下の写真はPalacio Consistorial de Cartagenaというところ。その前が広場になっていて観光客が写真を撮ったり近くのバルで休憩をしている。
ムルシア自体の観光は1日もあれば十分なので、数日間滞在できるのであればカルタヘナまで足を伸ばしてみることをおすすめする。ただ、真夏はとてもきつそう！
